寺尾紗穂 3rd Album
『風はびゅうびゅう』




2008/5/14 Release
MIDI INC./ikanika MUSIC RECORDINGS
MDCL-1488
税込¥3,150


【収録曲】
風はびゅうびゅう
2005年の岸辺から
カンナ
境界
何時か幾つかの色
yuraruyuruyura
答え
別れ
花をもっと
魔法みたいに―feat.大熊ワタル―
立つことと座ること

全11曲




風はびゅうびゅう$ァ作ノート
    (ikanika MUSIC 平井)

2007年4月に発売されたメジャーデビュー作品
『御身onmi』 に続く、三枚目のアルバムです。
一作目のデビューミニアルバム『愛し、日々』制作時から
拘ってきたピアノと歌≠フ魅力が
さらに色濃く出ている作品になっているかと思います。
寺尾のレコーディングはいつも、
ピアノと歌は同時に録音されます。
いわゆるダビングという行為が繰り返されて
完成していく作品ではありません。
ピアノと歌≠オかない音空間のように、
存在する音が少なければ少ないほど、
そこに震えている空気やその緊張感というようなものが、
リアルに記録されていきます。
今回の録音は1981年生まれ26歳の寺尾紗穂が
今まで以上に生々しくそのまま℃cされた
録音作品になっているのではないかと感じています。
一曲一曲に込められた思いが、
かなり重く強く私たちの中に響いてきます。
その歌の重さと強さ故に、今までの作品以上にピアノ以外の楽器が、
結果、削ぎ落とされることになったと言えるかもしれません。
収録された11曲は約この一年の内に新たに書かれ、
ライブでも披露された曲が大半を占めます。
(ライブ毎に必ず新曲を一曲披露するという課題を
自らに課していた結果、ここに収録されずにいる曲も
まだ多数存在しています。)
冒頭に収録された表題曲から最後の『立つことと座ること』まで、
様々な風≠ェ流れ、アルバムは展開していきます。
アーティストが作品に込めた思いは、
その作品から各々が感じ取れば良いかと思いますので、
最後に寺尾が今作に寄せた短詩を紹介します。
まずは、この短詩から、
アルバムに込められた思いを
読み取ることからはじめてみてはいかがでしょうか。



風はびゅうびゅう

耳をすますと聞こえます
地面の向こうから
あなたの背中から
私の鼓動から

色んな思いは風にのって
さよなら、私は音をつむぎます

寺尾紗穂




寺尾紗穂official site
http://www.tblegs.com/terao/win/home.html